2023年7月4日:7月例会「子どものこと」
 
 7月例会の当番は坂ノ市最寄です。読書は「心の畠」〜教育三十年〜です。
総リーダーの香嶋さんは、先日全国友の会主催のZOOM講演会『「こどもまんなか時次代の子育て・保育・教育を考える」講師:大豆生他先生、 を、大分から14名が出席して学びました。子ども家庭省が出来たこと、子どもも家庭も様々な問題がある。母親一人の子育ての重たさがある。委員となられている先生は、「就学前の子どもの育ちにかかわる基本的な指針」作成にかかわられている。社会全体で子どもを大事にしてくださいという指針を作成中と話され、羽仁先生の教育思想を重ねながら聞きました。
 
 当番最寄の坂ノ市最寄リーダーの安部由美さんが最寄の紹介から話します。現在5人、友の会に何時も出席する4人は全て係をもっている、最寄会の時間は9:30〜12:00、夫の協力も得て、基本各家庭をまわることにしている。婦人之友の集まりの友の会として最寄の読書は婦人之友を読む。手仕事の時間を大切にしている。3人の子どもを育ててきた、今は夫々に独立して子育てをしながら生活している、
 70代になった今、自分の「心の畠」を良く耕しているだろうかと思う。おとなになった子どもたちにも、「自分自身の心の畠をどう耕すか、自分は常に尋ねる人、求める人にならなくてはいけないよ」と、自分の反省も込めてついつい言ってしまってます。地域の子育て世代のお母さん、子どもたちとのつながりがあることがうれしいです。民生委員のお役時代からの校区とのつながりを大切に生活部と協力して生活講習など参加者が少なくなった今も大切にしていこうと思っています。
 
 坂ノ市の丹生さんは、羽仁先生の読書から子どもは成長する力を持っていると学んだことはとても大きかった。子どもは失敗から学ぶことも多い、共に私もすき返されてきたと思っている。財津さんは、友の会に習った良いことをおしつけてきたのではと、思うことがある、「よく見て、よく聞いて、良くしたい」子どもに伝えてきたが、今になっては私にとっても大事な言葉です。 岩橋さんは、2人の子どもをこつこつと親が自らを耕すように成長できるようにと育ててきたつもりが、親自身が育てられたと感謝している。
今日、欠席の足立さんは友の会に入会して37年になりますが、仕事もあって、殆ど会には出席されない、しかし、毎年の名簿、毎月の会報が届くと、よく読みます。私にとって友の会は大切、と言われている。
 
大分友の会創立90周年記念行事 〜大分友の会の歩みを聞く〜第3弾、
 「子ども友の会と共に」発表者・井上晶子さん、 
(2010年度総リーダー、子ども友の会2007年度〜)
 
 友の会は、衣、食、住、家計、と併せて子どものことを大切に皆で学び会っています。私がかって友の会員だった母(今は再入会をして私と同じ最寄の会員です)の勧めがあったとはいえ、何ら迷うことなく入会させて頂いたのは、多分、求めたいものがあったのでしょう。6か月の長女を連れてバスを乗り継いでの参加は大変というより、ワクワクがたくさんで、中でも、「乳幼児をもつ母の集まり」での『おさなごを発見せよ』の読書は共感することが多く、ああ、同じね、と思ったり、早速やってみようと思えたり、しながらの日々でした。そんな中で子育ての柱が作られていったと思います。その後、次女の誕生、よく泣くこともあったけれど、託児の係の方々に大変お世話になってその後も会えば「友の会の子どもだ」と成長を見守って頂けたことが心強く、その後も長女は娘を連れて「母の集まり」に参加しています。次女は横浜で職場への行き帰りの電車の中で婦人之友を読んでいるそうで、何とかバトンが渡せたかなと思っています。大分友の会創立90集まりは周年を機に子どもの集まりなどのことを話す機会を与えられて、歴史など紐解いてみると、託児係、子ども係などの名前は早くから出てきますが、定期的な小学生の「子ども友の会」という名前が組織に出されたのは2007年からです。係で試行錯誤の取り組みの中、他友の会の集まりを参考にしたり、「子ども読本」を子どもたちと読んでもここから何を伝えれば良いのか、また子どもたちの生活が良くなるためにはどういう声掛けをすると良いのか、など、試行錯誤の時代もありました。
 友の会ではクリスマス会や夏の集まりなどがあり、就園した乳幼児たち、また小学生から中学生へと進級していく子どもたちには、「進級お祝い会」をしたり、学年で区切るのではなく、子ども全体で親も出席して共に祝う、集まりがあるのはとても素晴らしいと思います。ずっと先輩のお母さんたちが作られたクリスマスのステンドグラスは、毎年のクリスマス会で張り出して、クリスマスって何の日?とその思いを分かり合ったり、助け合いの気持ちで献金をしたり、カード交換をしたり、卒業生の方々の音楽演奏を聞いたりとても意味ある集まりになっていると思います。上はそんな集まりで写した写真です。 
 全国友の会創立80周年の頃から子どもたちへ直接働きかけることが呼びかけられてきました。九州部での小学生対象の「夏休みお泊り会」を受けて、大分友の会でも一緒に生活体験をしようと企画しました。会員の娘さんで自由学園に在籍の方が同級生と一緒に来て下さって、子どもたちと生活を共にして下さいました。少しお姉さんの学園生の指導の下、一緒に色々出来ることなど、とても楽しそうでした。
 写真は、久住にログハウスを建ててお住いの会員にお声をかけて頂いてお泊り会をさせて頂いた時です。ただ楽しいだけでなく、里山の暮らし、大分特産のシイタケ栽培の話を聞かせて頂き、ご主人様のもとで駒打ちから、椎茸の収穫まで体験させて頂き、学びの多い二日間を過ごさせていただきました。
 放課後児童支援員としての仕事をしながら私に力を出せるのは子どもたちの集まりの係かなとの思いでさせて頂いてきました。力を出していたようで、実はたくさんの学びとエネルギーをいただいていたことに改めて気づかされました。2023年度は7名の子どもたちが申し込みをしてくれています。全員がいつも揃うわけではありませんが、家庭、学校、地域とはまた違う子どもたちの居場所の意味は大きいと思います。与えられた機会と、集まってくる子どもたちに感謝しながら絶えることなくこれからもこの活動が続くことを願っています。
 
今年も家事家計講習会の時に使うスローガンを考える時になりました。各最寄から短冊一枚に2首、を書いて提出、、張り出して見せて頂く。この中から皆で選びます。最終、2首を中央部へ送ります。 
 7月例会プログラム ハイブリッド 7/4
テーマ「子どものこと」
当番:坂ノ市最寄
 当番委員:高橋育代、託児:稙田/竹田
 例会セール津留・明野 食堂:豊府(休止)

讃美歌:463番
読書:「心の畠」―教育三十番ー
内容
・九州部生活勉強会報告
・90周年記念行事
〜大分の友の会のあゆみを聞く〜 
  「子ども友の会と共に」
発表者 :井上晶子さん(会員歴35年)
 2007年度〜子ども友の会係
 ・90周年記念行事について
  平和特別講演会のプログラム
  準備会、 ・
・第一回記念誌編集委員会 報告

・ビデオメッセージ「家庭から平和を創り出す」
   中満泉さん 国際連合事務次長
  (全国友の会大会からの録画を視聴)
・総リーダー報告
・各部各係より
・実務報告 出席者35名(うちZOOM 8名)
(なお、ビデオメッセージは、配線等の不具合で中止にしました。
 
写真:高橋I・永野
文責:永野