2019年9月14日:プラスティックフリーの第一歩「蜜蠟シート作り」
今日は久しぶりの有職グループの集まりです。有職会員3名、総務部リーダーと、昨年退職した会員、そして、私の6名の出席でした。読書は羽仁もと子著作集から「最も自然な生活」を読み、各自の「最も自然な生活」を話しました。 
 有職グループリーダーの武田さんは、感想の初めに紙芝居をしました。これは武田さん が小学校で子どもたちに見せた「ヨーガン・レール(1944年~2014年9月23日)」の紙芝居です。
ドイツ人のデザイナー・ヨーガン・レールは自然素材の身体に優しい服やアクセサリーなどをデザインした人です。石垣島がとても気に入りそこに棲んで海岸に打ち寄せられるゴミを毎朝、素足で歩きながら拾い集めていました。足の裏に心地良い砂浜、フッと、足裏に異物を感じる、それが今、問題になっているマイクロプラスティックだった。

様々なプラスティックが打ち上げられている、それを集めては洗い識別し、アート作品に仕上げていった。
ヨーガンレールは美術展の直前の2014年9月23日に交通事故で突然に石垣島で亡くなりました。しかし東京都現代美術館で美術展「ここはだれの場所?」は2015年に予定通り行われ、それを武田さんはご主人と観に行き写してこられた写真です。拾い集めたプラスティックを使ったアート作品の照明の展示と武田さんです。
水や木はとても大切なもの、しかし、自然が失われるとそれらも無くなる、ということを忘れてしまっている人間です。」と言葉を残しています。、そのような生き方が私の自然な生活です、と武田さんが話しました。 
プラスティックフリーの生活を、と婦人之友でも、呼びかけています。まず台所から見直していきたいと思う私たちですが、慣れ親しんだ生活を変えるのはとても大変、ラップの代わりに蜜蠟シートを作りましょう、と、今日は早速武田さんに教わりながら作ります。
重要な素材の蜜蠟探しも大変だったそうですが、手に入れて頂きました。 
 ミツバチの蜜蠟を使ってキャンドル作りをしたこともあります。一番右が蜜蠟キャンドル、真ん中は木蝋ローソク、左は蜜蠟シートです。
今日はお昼ご飯を皆で頂きます。婦人之友9月号にのっていた「さつまいものドライカレー」とビーンズサラダを後藤恵子さんが作ってきてくださった、私は夏野菜の即席ピクルス を作って庭のカボスを添えて持って行き皆で食べました。
いよいよ蜜蠟シート作りです。まず、どの位の蜜蠟が必要か、武田さんの経験から、15 g計ってみました。
25㎝正方の木綿地に蜜蠟を散らしてクッキングシートにはさんでアイロンをかけて蝋を溶かしてしみこませていきます。、 
室内で乾かします、すぐに乾きます。かわいい模様の木綿地でも作ってみました。
出来上がると、手でそっと温めてみると、曲げることも畳むこともできます。お茶碗の上にラップでふたをする代わりにこのシートを被せたり、サンドイッチをこれで直接包んだり、汚れたら、手洗いできます。使うのが楽しみです。