2006年12月9日:「早ね早おき朝ごはん」のススメ・・・子どもの生活リズム全国フォーラムinおおいた
文部科学省委託事業:子どもの生活リズム全国フォーラムinおおいたが文部科学省、大分県、大分県青少年育成県民会議の主催で別府ビーコンプラザで開かれます。小雨の中、大勢が会場にむかっています。

大分友の会も会場ロビーに展示を依頼されました。

子どもをもつ母の集まりで母親自身が良い食べ方を目指して励んでいる表、子ども会の様子のわかる表、子ども会に集まる子どもたちが「何時に起きたかな?何時に寝たかな?」とありのままをグラフにシール貼りをして、子ども自身が良い生活をしたいと願うことの出来る励み表を展示しました。
文部科学省、大分県からの挨拶のあと、基調講演がありました。
先ず、
イエローハットの鍵山秀三郎氏、「日本を美しくする会」の相談役、「掃除運動」を推進されている。「早ね早おき朝ごはん」に「無言そうじ」を加えたい。いつも良いことを考える子どもになってほしい、頭と手が連動するように、と願って全国、世界をまわってトイレの掃除を一緒にされています。そして続けることで確かに若者が変わっていくとのこと。
次の講演の準備です、大分友の会も展示をしませんか、とお話を持ってきてくださった大分県生活環境部の宮瀬さんも中心になって進行をなさっています。
パワーポイントを使って小児科医の神山潤氏のお話です。レム睡眠を脳機能評価手段の一つと捉える臨床的な取り組みを永年行っておられる。3年間の米国で研究員をつとめ帰国後、日本の子どもたちの睡眠時間の実態(遅寝遅起き)に衝撃を受け、「子どもの早起きをすすめる会」発起人として活動をされています。
人は寝て、食べて、はじめて活動できる動物、そのように作られていることを知って早起きして朝の光を受け、朝ごはんを食べ、しっかり活動をし、早ねをするようにと熱を込めて話される。
画面は人間の体内時計が、地球の周期より少し長いことを示しているグラフ。左は赤ちゃんの生体リズムが生後3-4ヶ月以降、朝の光のおかげで「ずれ(フリーラン)」がなくなる。右はフリーランがでている人のグラフです。
その後、パネル討議がありました。別府短大助教授・中村廣光氏をコーディネーターに二人の講師、そして大分県PTA連合会見志村多恵子氏、由布市挟間学校給食センター栄養職員渡辺ハルミ氏
別府ビーコンのほかの会場では協賛イベントとして「ミュージックカーニバル」が開かれ多くの親子連れで賑わっていました。
しかし、
この若いお父さん、お母さんたちにぜひ、基調講演を聞いてほしかったなと思いました。
大分友の会の展示パネルを熱心に見てくださっている親子の姿があり、本当にうれしかったです。2-3の学校の方から、友の会の励みを参考にしたいとの反響もありとてもうれしく思いました。
友の会も創立のはじめから「早ね、早起き四回食」と子どもの幼い時から生活時間とその内容を大切に考えてきています。もっと多くの皆さんがその大切さを知って下さるために、今日のフォーラム、展示は大いに意義があったと思います。

同じ、早ね早おき朝ごはん運動の協議会員になっている友の会としても、これからも励みたいと思いました。