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2002年7月18-19日:全国友の会夏季研究会
全国友の会2002年夏季研究会に大分友の会から荒木さんと永野が出席のため、羽田に着きました。
一足早く私は打ち合わせのために明日からの会場の明日館講堂へやってきました。今朝の雨で洗われた緑が美しい静かな佇まいです。
全国友の会の中央部と東京第一友の会のある建物の入り口です。中には傘がたくさん干してありました。
準備のためにたくさんの友の会員の皆さんが雨の中、来られたようです。
九州部からは、18人が出席します。集合時間は夕方の5時、宿舎のホテルのロビーです。
皆さん、元気に集まりました。
夏季研究会第一日目
主  題 
世界に視野をひろげ、今こそ適量の生活を    「食する」
はかる、選びとる、生活を科学する
会場の明日館講堂の舞台には中央に主題が掲げられ、舞台の袖には友の会創始者の羽仁もと子・吉一ご夫妻の写真の下、美しい花が元気に活けられています。(ひまわりと、珍しいヒペリカムです)
全国各地の友の会から、いろいろと励まれている勉強の報告が続きます。
昼食時間は講堂の後ろの展示を見ました。

長野友の会の農家会員のリンゴジュース、ジャム、砂糖煮などが並んでいました。
昼食は東京第一友の会の例会メニューから準備して下さいました。

栄養面も彩りもよく考えられたおいしいお食事でした。自由学園パン工場製のパンもとってもおいしかったです。
研究会会場となった明日館講堂です。昼の休憩時間も実務の皆さんは準備をして下さっています。

午後は、講演に続きまた各地の発表がたくさんありました。
夜は、九州部の出席者がホテルの一部屋に集まって、今日の感想など出しあいました。目安量にそって食べたい、自分のこと、家族のことだけではなく、世界のことも視野に入れて食べることを考えたい、その為には、何からすれば良いか、地元に帰ってまた生活勉強を丁寧にしていきたいという感想が多く出されました。
夏季研究会第二日目
朝、激しい雨が降りましたが、私達が会場に集まる頃にはすっかり上がっていました。修復の終ったばかりの明日館がとてもすっきりと美しく心が洗われます。
二日目の研究会は、礼拝の後、「若い家庭に食の基礎力をつける」というテーマで大分友の会の子どもを持つ母の集りの様子を報告しました。
食に関するアンケートが友の会員の家庭の中学生から1042枚、高校生から1025枚集まっていました。その考察が報告され、体が完成するこの時代の食べ方の重要さを栄養の面、家族との関わりの面、子ども自身の生活から知ることが出来ました。まず大人がこの年代の特徴と大事さをしっかり把握して、直接子供達に伝えていく責任を感じました。
昼食時間にはライト氏設計による明日館でゆっくりと過ごしました。
午後はまた各地の報告がありました。

その家庭のライフスタイルが食費に反映される、という言葉が印象に残りました。
二日間を通して、もっともっと、視野を広く「食する」ことに、思い巡らす必要を痛感した研究会でした。
夏季研究会 プログラム
第一日目
礼拝 『友への手紙』から「混乱と秩序」
適量を守る食生活
  目安が身につくまで
  我が家の食事つくり
    時間と経済を考えて
講演  「世界の人口―食料事情」
  早稲田大学教授 西川潤氏
食料について
  消費者として生産者として
第二日目
礼拝  『友への手紙』から「われわれは果たして自由人たり得るか」

若い家庭に食の基礎力をつける
中高生の生活と食事
高年の暮らしと食

家計の勉強から視野を広げて
家事家計講習会に向けて

文責:大分友の会 永野