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2002年2月19日:大分友の会・今年度最後の勉強会
2月勉強会
讃美歌:313番
読書:「忙と閑と」友への手紙から
内容 家計報告から
    2月の家事暦から簡易クリーニング
    エプロン講習会から
午後:桜餅の講習

読書感想は今年度の生活部の4人が述べました。
「2001年家計報告」から記帳しらべの報告をしています。
予算に照らしながら家計簿に記帳して、財布の中の現金と合っているかを確かめながら、信頼のおける家計簿記帳をしましょう。

1月のスタートが大事、今年も家計簿記帳のワンステップアップ目標を持って歩みだしましょう。
3月の家事暦は「冬服の中間手入れをしましょう」です。
そこで今日は山田さんの「簡易クリーニング」を見せていただきました。

準備する道具は
左から籐たたき、タオル、日本手ぬぐい、ガーゼ布、豚毛のブラシ、エチケットブラシ、歯ブラシ、カンクリン
今日は山田さんのご主人のブレザーを簡易クリーニングしてみます。

まず、ポケットをひっくり返して、中のごみを歯ブラシではらって出します。
そうして、日陰干しにしておいた背広を籐たたきで丁寧にたたいてほこりを出します。
まず、襟を手前に平らに広げてカンクリンをスプレーしてガーゼで叩くようにして汚れをガーゼに移し取ります。
袖口が汚れやすいのでまず袖口をたたんで揃えてカンクリンをスプレーしてガーゼでふきます。
袖口の中が汚れているので、やはりカンクリンで拭きます。
ポケット口、襟もよく見てカンクリンでスプレーして拭きます。
最後に、熱湯で固く絞ったタオルで全体を素早くふきあげます。そして、また陰干しをします。

このような手入れをこまめにしていると、クリーニングに出す回数も少なくて済み、洋服の風合いも長く保てます。

今日のブレザーはご主人が30数年間愛用されていると伺って皆で驚きました。とても細やかな手入れを続けて来られている山田さんです。

婦人之友社の洗濯の本にも詳しく簡易クリーニングの仕方が書いてあります。是非、参考にして皆さんも生活に取り入れてください。
次に、2月7日の「エプロンを講習会」に出席した人たちのエプロンを見合いました。
エプロン講習会の参加者は各自、自分で縫い上げたエプロンをつけて並びました。
はじめて自分でエプロンを縫い上げた5人の感想です、
始めに丁寧な仕事を見せてもらえたことがとても良かった。やってみて初めて分ることがたくさんあった、作る楽しさを感じた。ミシンを押し入れから出してきて始めて使うことが出来た。しつけ、アイロンかけと時間がとてもかかると思ったが、そうするとちゃんと出来上がることがうれしくて楽しかった。
今回の講師の西中さんが、「明日の友」誌上に書かれていた「生活の文化は繰り返し手を動かすことから伝わる」という言葉を紹介して下さいました。
生活部リーダーの的場さんが、宮本武蔵の言葉を引用しながら「講習を受けた人はもう一枚エプロンを縫いましょう」と呼びかけました。
今度は自分で生地も選んで、もう一枚縫うことを約束しました。
午後は、季節の和菓子「桜餅」の講習がありました。

道明寺粉200gに砂糖50を入れた熱湯300gを淡い桜色に染めておいてかけます。
さっと混ぜてふきんを掛けて10分おきます。
蒸し器に濡れ蒸し布巾を敷いて15分蒸します。
蒸している間に400gの餡を20個にまるめておきます。

今日の講師の糸永さんです。
蒸しあがったので、ボールにとって、すりこぎで少しつきます。
20個にわけて、あんを包み桜の葉でくるみます。桜の葉の塩漬けは、水にさらして使います。
わたくし達も手を出して丸めるところをしました。出来上がって早速、試食。ほんのりと桜色の桜餅はここだけ春が来たようでした。

今年も生活勉強会で家計を中心にたくさんの勉強をしました。これからも「家庭を研究室」にしてその発見と工夫を持ち寄って勉強会がよき照らし合わせの場になると良いと思いました。
今日の出席:22人 文責:永野