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2000年10月5-6日:2000年度九州部会が久留米で開かれました

久留米市で開かれた2000年度の九州部会に大分友の会から5名が出席しました。JR大分駅から一緒に出発です。

大分駅は、大きな鉢植えのすすきや、柿の実を飾り秋を演出しています。
大分駅を12時半ごろに発ち、久留米駅に4時過ぎに着きました。久留米友の会の方が、出迎えて下さいました。

久留米駅前広場のモニュメントは大きなからくり時計です。久留米が生んだ偉大な科学者、田中久重こと「からくり儀右衛門」が製作した太鼓時計をモチーフにして作られています。定時になると、時計版が回転して儀右衛門さんが出て来るんだそうですが、見られなくて残念です。

儀右衛門さんは、久留米の特産の絵絣の組み方を15歳で考案、その後はアームストロング銃や帆船を作ったりしました。明治8年には東芝の前身となる工場を設立、人々は彼のことを「東洋のエジソン」とよんだそうです。

部会会場の「スパリゾートホテル久留米」に着きました。
南には耳納連山が見える気持ちの良い所です。

ホテルロビーには受付が作られて
久留米友の会の皆さんが迎えて下さいます。
各地の皆さんも続々と会場入りです。夕飯の後、各地総リーダーさんは夜の集まりがありました。

私達は、ホテルのロビーの売店を見学。

久留米絣を使ってのバッグや財布などがたくさん並んでいました。


また、すぐ近くには「はぜの並木道」というのがありますが、
はぜの産地でもあるようで、かわいい絵が描かれた和ろうそくをたくさん売っていました。

2000年10月5日:九州部会第1日目
いよいよ部会の朝になりました。ホテルの2階の大広間が会場です。

久留米友の会の皆さんで整えられた会場は、秋の花が大きなつぼに生けられ、まわりには、熊本友の会の生活展会場に展示されていたパネルが置かれています。
こちらでは久留米友の会実務の皆さんが朝の集まりの最中です。

9時半、九州部中央委員の小林さん(左)葉山さんの
司会で部会が始まりました。

東京から中央委員の安中さん、藤原さんが来られました。
九州部の中央委員の斎藤さん、原さん、山之内さんです。(左から)
部会プログラム:第一日目   10月5日(木)
礼拝    安中富子さん、讃美歌23番、500番
       聖書 ローマ人への手紙11番25-32
       著作集  友への手紙「知恵は呼んでいる」
会員数について
70周年記念の働きから
友の会の中で導かれて
家事家計講習会にに向かって
夜の集まり
家事家計講習会について聞き合う



部会のテーマ「70年の感謝、交わりの中で、友の会の根を培いつつ実行する人になりましょう

今日の出席:138人
礼拝をして下さっている中央部中央委員の安中さんです。
九州部には20の友の会がありますが、2友の会が欠席です。会員数の話し合いのあと、全国友の会創立70周年記念の生活展の報告を各地友の会がしました。

写真は最寄ごとにテーマを決めて生活勉強をすすめてそれを生活展に表したことを報告している久留米友の会です。
昼の休憩時間には、会場の周りに貼られた表を見たり、九州各地からの出席者同士、いろいろとお話をしたり楽しい時間でした。

遠くは沖縄、鹿児島からも元気に出席をしています。
大分友の会の生活展の報告は、生活部リーダーの阿南さんです。「帰宅後の子どもたちの生活」のパネルなど(上の写真)を作るに至った思いを報告しました。

部活やお稽古ごと、塾、スポーツの練習に忙しい子どもや、その母親の生活のこと、そんな状態の中での夕食の時間や内容のことなど、問題点や親子の思い、また生活展を終えて思うことなどを話しました。

手前は大分総リーダーの的場さんです。
「友の会の中で導かれて」と題して32年間の友の会生活を話される久留米友の会の高嶋さんです。

友の会の交わりを通して、人格形成をして頂けたと話される70才とは思えない若々しい高嶋さんです。
熊本友の会には幼児生活団があります。その6才ぐみのお母さんが作ったという友の会創立70周年のお祝いの歌を熊本友の会の皆さんが歌いました。

    思想しつつ、生活しつつ、祈りつつ
    今日の日を慶び合える集える仲間よさあ歩まん
    光さす窓を放ち今日より明日へ共に手を取りて
    豊かなゆずり今に受けて70年の歩み
紅茶シフォンケーキとレモングラスなどのハーブティーのおやつでホッと一息の時間を持ちました。

その間も、実務の久留米の皆さんは、表の張替えで大忙しです。
左は大分友の会から久留米へ転出された小田さんです。ご一緒に学びあった方が、他所の友の会で活躍なさっていると本当にうれしいものです。
久留米友の会が「家計簿をつけましょう」の紙芝居をしました。家計簿の必要性をわかり易く伝えることが出来るなと思いました。

その後は沖縄友の会が家計簿の預貯金欄のつけ方の勉強の様子を話しました。
以上で、夜の集まりまで休憩に入りました。

各地が持ち寄った展示を見て廻りました。左の写真は久留米友の会の70周年記念のタペストリーです。1年半をかけての大作、「筑後川風景」です。
こちらは、非常持ち出しバッグとその中味が展示してあります。大分はタオルで作った防災頭巾を展示しました。
このバッグは、「急に入院をする時のための準備用品バッグ」です。寝巻きや下着、タオル、歯ブラシ、お箸セットなどが纏められています。これも大事なことだな、と思いました。熊本友の会生活展に展示してあったものです。
大広間での全員揃っての夕食の後、また7時から8時まで夜の集まりがあり、家計の勉強をしました。

大分友の会の部屋にかえってきました。一緒に大きな温泉に入り、その後はお茶を飲みながら、今日の話し合いを振り返ったり、これからある家事家計講習会の準備をしたり遅くまで話し合いました。

そしてひとつのお部屋で並んで寝ました。何だか修学旅行みたいです。

2000年10月6日:九州部会第2日目
部会プログラム:第二日目   10月6日(金)
礼拝    藤原稔子さん、讃美歌27番、234A番
       聖書 ローマ人への手紙12番4-8
       著作集  友への手紙「混乱と秩序」
例会について
生活を見直して(衣、環境から)
二日間の話し合いから
報告とお知らせ
友の国


今日の出席:118人

礼拝をして下さっている中央部中央委員の藤原さん
いろいろな場面で熱心な話し合いが持たれています。
佐賀友の会の栗原さんが、「物の生命を生かす」と題して1960年に友の会に入会以来、衣の勉強を通しての細やかな手仕事の技を今も生かしていらっしゃる様子を話されました。

栗原さんの手作りの作品をたくさん見せて頂きました。30年前に作られ、今も愛用のブラウス、お母様の和服から作ったご主人のシャツ、毛糸を刺したラグ、はぎれで作った帽子など。
話し合いの間には中央部中央委員の安中さんや藤原さんが的確な助言をして下さり、いつも悩みつつ歩んでいる私達は大変勉強になった部会でした。
(写真は、右・安中さん、左は九州部中央委員の斉藤さんです)
いよいよ閉幕となりました。最後に北九州友の会の総リーダーの山崎さんが久留米の皆さんに、謝辞を述べ、来年の部会を北九州友の会が受けることを話されました。
2000年度の九州部会の全てが終りました。久留米の皆さんの手作りのおいしい栗饅頭を頂いて、会場の外へ出ました。
九州各地から集まっていた皆さんもそれぞれ、家庭へ帰ります。久留米の皆さんは会場片付けをして下さっています。
耳納連山のふもとにある素適なホテルでしたが、一歩も外へ出る機会がなく、ちょっと残念でした。

ホテルの入り口で大分友の会から出席の5人で記念写真を撮りました。右から岩橋さん、阿南さん、的場さん、渡部さん、永野です。

稲刈りの始まっている筑後平野を列車はひた走り、夜の8時過ぎに夫の待つ我が家に帰り着きました。

70年の感謝と共に新たな元気を頂けた部会でした。夫々が各地に帰り、皆と一緒に21世紀へのステップを元気に踏み出したいと思いました。