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2000年9月19日:防災用非常持ち出しの点検 by Mie

災害は忘れた頃にやってくる」とは昔からの戒めの言葉です。しかし、最近は自然災害が本当に頻繁に発生しています。地球が私達人間に何か警告を発しているように思えてなりません。

大正12年9月1日、関東大震災が発生、大災害になりました。その日を記念して防災の日と定められています。

今月の大分友の会の家事点検の目標は

「非常持ち出し袋のチェック」です。

皆さんは非常持ち出し袋を用意していますか?

何となく、何かあったらあれとこれとは大事かな?と思っていた私も、阪神大震災後の神戸友の会の震災展を見に行って、やはりこれではいけないと思い用意したのがこのリュックでした。


重さは2人分入れていますので4.5キロあります。

しかし、本当に災害に関しては平和な大分、暮しているうちにだんだんこのリュックが部屋のどこにあっても邪魔物にされるようになり、今回、改めて思い出した時には倉庫の中に追いやられていました。

やはりこれではいけないと総点検しました。水も、非常食も賞味期限はとっくに過ぎていました。すぐに新しいものと入れ替えました。
そしてこの度、神戸友の会の震災展で頂いたパンフレットを参考にして、タオル2本で「防災頭巾」を作りました。

2本をはいで、二重にして被ります。後ろはファスナーで止めてあり、開閉が出来ます。首には、ひもをつけて縛るようになっています。

防災頭巾のファスナーを開けると、風呂敷の代わりになったり、三角巾になったり、おくるみになったり、いろいろと緊急の場合に便利に使えます。

非常持ち出しリュックの中身は、各家庭の事情に合せて準備する必要があります。女性に持ちやすい重さは約、3.5Kgです。高齢者なら、メガネや入れ歯の予備、診察券、薬などの必要な方もあります。乳幼児のいる家庭は、またその準備として、おむつや、ベビーフード、母子手帳なども必要になります。

我が家のリュックの中身を広げてみました。左から、懐中電灯、非常用の水とカンパン、保険証・印鑑証明のコピー、筆記具、名刺、軍手、洗面用具、バンドエイド、ソーイングセット、ローソク、マッチ、マスク。後ろは、底がしっかりした靴、リュックの上は、靴下・下着上下・2人分、ビニール袋、新聞紙です。他には、小型ラジオ、ラップ、ロープ、なども用意したいものです。

大分友の会の9月の生活勉強会の中で、皆さんと一緒に、非常用持ち出しリュックの中身の点検をすることが出来ました。これからも災害の無いことを祈りながら、「備えあれば憂い無し」で過したいと思います。